30年後 この国の未来は?
皆さん、こんにちは。
今回は、30年後のことを少し考えてほしいのです。
皆さんの年齢は45歳前後でしょう。
■30年前の日本の立ち位置
30年前は、日本が世界の中で経済面はリーダーと言えました。
その1つを紹介しましょう。
これが1989年の企業の時価総額ランキング世界TOP5です。
第1位 NTT(日本) 1638億ドル
第2位 日本興業銀行(日本) 715億ドル
第3位 住友銀行(日本) 695億ドル
第4位 富士銀行(日本) 670億ドル
第5位 第一勧業銀行(日本) 660億ドル
どうですか?
世界のTOP5はすべて日本企業だったのです。
このことからも、世界の中での日本の企業の優秀さが分かります。
おそらくこの1989年が日本企業の価値がピークだったと言えます。
ここから日本企業の株価は下降線をたどり、諸説ありますが、
1991年に『バブル崩壊』となっていきます(地価が著しく低下し始めたのはこのころ)
ちなみに、この10年後の1999年に第2位の日本興業銀行、第4位の富士銀行、第5位の第一勧業銀行が事業統合を発表し、資産140兆円のみずほFDが生まれることとなります。
■今の日本の立ち位置
まず2021年9月の世界の企業時価総額ランキングTOP5を見てみましょう。
第1位 アップル(米) 2兆4325億ドル
第2位 マイクロソフト(米) 2兆2508億ドル
第3位 アルファベット(米) 1兆8990億ドル
第4位 サウジアラムコ(サウジアラビア) 1兆8624億ドル
第5位 アマゾン(米) 1兆7333億ドル
となっています。
第3位のアルファベット?聞いたことないなぁ・・・?
このアルファベットという会社は、グーグルの持株会社になります。
残念ながら日本の企業では、第35位のトヨタ(2518億ドル)が最上位です。
30年で世界の企業はどんどん力をつけて、日本企業は残念ながら取り残されています。
■30年後の君たちは
30年後・・・皆さんは50歳を目前に控え、日本という国の中心的な存在になっていることでしょう。
もちろん、大学入試で第一志望に合格することも重要です。
今回は、その先のことをちょっと考えて欲しいのです。
①世界の人々と対話できる語学力
②周囲の人々に自分の考えを理解してもらい、協働を促すリーダーシップ
③常に問題を見つける目を持ち、持っている知識を最大限活かして解決する力
④自分がこの世界(日本)の役にたつ人間になるという使命感
この4つを身に着け、それを常に考えながらに生きていって欲しいと思います。