思考を止めない

 みなさん、こんにちは。富山駅前校の鮒池です。

 前回に続き、映画を紹介します。

 

『ハンナ・アーレント』(2012ドイツ・ルクセンブルク・フランス)

 

 この映画は、ナチス政権による迫害を逃れてアメリカへ亡命したドイツ系ユダヤ人の女性哲学者ハンナ・アーレントを描いています。1960年代初頭、ナチスの親衛隊将校で、数百万人ものユダヤ人を収容所へ移送したアドルフ・アイヒマンの裁判が行われました。 アーレントは、 実際に裁判でのアイヒマンの発言を聞くと、彼が残虐な殺人鬼ではなく、ヒトラーの命令どおりに動いただけの〝平凡な人間〟なのではないかと感じるようになります。アーレントは自ら希望して傍聴記事を執筆・発表しますが、その点を指摘した記事は世界中で大論争を巻き起こし、同じユダヤ人からも激しい批判を受けてしまいます。しかし、アーレントは、屈することなく、強い信念をもって自らの主張を貫き通しました。

 

 アーレントの主張は、悪いことをするのは、悪い人だからではなく、ごく普通の人が善悪の判断をせず人の言われたまま行動することによる、というものです。何も考えずにいると、悪気はなくても思わぬ事態に陥ってしまうかもしれずない、一度立ち止まって考えることの大切さを感じさせられます。受験においても、気がついた時にはもう手遅れとならないように随時チェックしていかなければなりません。

 

 東進では、定期的に模擬試験を受験することになっています。東進の模試を受験することは、面倒であるとか、時間がないとか、まだ十分に勉強できていないから受験しても意味がないといった意見もあります。しかしながら、今の自分の学習のレベルやペースがそのままで良いのかどうか、見つめ直してみるタイミングが必要です。模試の成績表返却はその絶好の機会です。東進の模試を活用し、積極的に担任や担任助手に学習の進め方を相談しましょう。

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