オミクロン?ギリシア文字について調べてみた

コロナウィルスの名称の前につく、アルファ、デルタ、オミクロン・・・これはすべてギリシア文字。気になって少し調べてみました。


ギリシア文字とは?

・ギリシア文字は、古代ギリシア人がギリシア語を表記するため、フェニキア文字を元に作った文字である。とある。(世界史選択者なら少しは分かるだろう)


・我々に馴染みのあるアルファベットであるが、このギリシャ文字体系の伝統的配列の1番目(アルファ)と2番目(ベータ)の文字名称が、その語源であるとも言われている。


・ギリシア文字を言語の表記に使用するのはギリシア語のみである。このため、使用地域はギリシア語を公用語とするギリシアとキプロスとその近隣くらい。

上記のようななかなか馴染みのないギリシア語である。

では、なぜ現在でも、世界で広くこの文字が使われているのだろう?

その理由も調べてみた。


(1)ギリシア語とラテン語はヨーロッパにおける古典であり,文学・哲学を含めてこれらの言語は教養として位置づけられていた.ラテン語は英語のアルファベットと同じなのでギリシャ語の文字が用いられた.

⇒つまり日本語で言う『古典』のヨーロッパ版ということだろうか。


(2)変数・定数にアルファベットa–zを使ってしまっていて,足りなくなったので,他の文字で意味のあるものを用いた.

⇒たしかに、ギリシア文字(α、β、γ、π、Σなど)は、数学や物理でよくお見かけする。

ちなみにアルファベット26文字に対して、ギリシア文字は24文字 である。

26文字のアルファベットで足りなくなり、24文字のギリシア文字使用となったらしい。


さて、いま猛威を振るっているオミクロン株。

心からこれ以上の拡大しないことを祈っています。

気になる次のギリシア文字は?

パイ(π)である。皆さんが良く知る円周率のπなのだ。

πは16番目のギリシア文字。


24番目のオメガ(Ω)まで続くことなく、

早くコロナウィルスがこの世界から絶滅することをすることを本当に祈っています。

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