Midjorney AIが言葉を理解して絵を描いてくれる

「AIに仕事を奪われる」

2016年の春、AIのアルファ碁が囲碁の世界チャンピオンに勝利したことで、新しいAIの仕組みであるディープラーニングという言葉が世界的にも有名になりました。そして同時に、冒頭のような言葉が世間で声高に叫ばれるようになりました。

2020年に行われたある会社の調査では「2030年までに日本中の業務の27%が自動化され、約1660万人の雇用が機会に代替される可能性がある」と指摘されていました。奪われる、というと言葉は悪いですが、人が行う仕事の内容は徐々に変わっていくのは間違いなさそうです。

そんな中でも、AIに代替されにくい仕事とされていた仕事に一つに、クリエイティブな仕事、いわゆる創造の分野、があります。
その中の一つ、絵の世界にAIが進出してきました。数年前までのAIに絵をかかせても、何とも不思議な・・・言葉を選ばすに言ってしまうと、気持ちの悪い絵しか描けませんでした。

ここ最近、SNSで「Midjourney」というサイトが注目を集めています。チャットサービスのDiscordを通して、入力した文章に合わせた絵を描いてくれる、というサービスです。

規約の関係でここに完成した画像をアップすることができないのが残念ですが、うまく指示するとかなりちゃんとした絵が描けるサービスになっています。

言語は英語も日本語も対応していますが、英語の方がAIの精度は高い様です。
私は試しに、ソファでくつろぐ猫の絵を描いてもらいました。すると4枚の候補が表示され、この4枚の中ではどれが好みかを選ぶと、さらにその方向性で更に4枚の候補が表示、そこから更に言葉で指示することも可能です。

最初はAI特有の気持ち悪い画風の絵も混ざっていましたが、好きな絵を選んでいく中でポップな絵柄でかわいらしい猫が2匹(最初は1匹だったのですが途中で増えました)身を寄せ合ってソファの上でくつろいでいる絵が完成しました。

正直、雑誌に挿絵として描かれていても何の違和感もない、プロレベルの絵がほんの数分で完成したことに感動しつつ、少し恐ろしさも感じました。

AI、ドローン、メタバース、今注目されている技術の筆頭です。今日はその一つのAIに触れてみました。これから社会に出る皆さんは、文系理系関わらずこれらの業界に携わる可能性が非常に高いです。今のうちに興味を持って、情報を収集していくと、将来について少し有利になるかもしれませんよ。

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