来年の共通テスト数学は簡単になるの?

国公立大学・前期の合格発表が終了した。

■共通テストの難化(特に数学について)

第2回目の大学入学共通テストでは、数学が難化し、大きく平均点が下がった。


 その結果として
① 各大学のボーダーラインが多きく低下
② 共通テスト(旧センター試験)が難化すると二次出願が慎重に(=弱気出願傾向に)

となった。

末松文科大臣は、2022年度共通テストの難易度について以下のようにコメントしています。
「共通テストは各教科・科目の特性に応じて知能・技能のみならず、思考力・判断力・表現力等を重視して評価を行うもの。私としては全体的に授業での学習のプロセスや日常生活の場面を題材にした問題、さまざまな資料や図から複数の情報を読み取って活用する能力を問う問題等、単なる暗記再生型の出題ではなく、共通テストが意図する能力を問う点がより明確になっている」

文部科学省のトップは、この難化に賛成的な意見に見えるのは私だけだろうか?

ということは、これまでの慣例である、いわゆる隔年現象は起こらない可能性が高い。 言い換えれば、数学は次年度も難しい(平均点が極端に低い)こともあり得る。

■東大の合格最低点も大きく下降
文科の最低点は、高い順に
文科Ⅱ類が306.1点
文科Ⅲ類が305.4点
文科I類が302.6点
文科は合格者最低点が前年度より31.2〜32.2点下回った。 

理科の最低点は、高い順に
理科Ⅲ類が347.5点
理科Ⅰ類が303.2点
理科Ⅱ類が287.4点
理科も合格者最低点が前年度より26.9〜30.0点の下降を見せた。

理科Ⅱ類は、
共通テストで88/110(80%)の得点率で通過すれば
二次試験は200/440(46%)の得点率で今年は合格です。

仮説であるが
英語84(70%) 数学60(50%)の120点科目で144点取れれば、
残りの国語80+理科120点=200点のうち56点で合格なのである。

■次年度の受験はどうなるか?

難しくなるのか?簡単になるのか?
平均点が上がるのか?下がるのか?
こんな予想はナンセンスだと思います。本当に意味がない。

難しくなっても確実に点数を取る方法を考える方がより重要である。

1 基礎基本の徹底 ⇒ 基礎基本の徹底&反復
2 過去問演習10年分 ⇒ 過去問演習10年分 すべて合格得点突破
3 難しい問題を諦めずに、最後まで挑戦し続ける
この3点ではないだろうか?

最後に、ある東大合格者の独り言

最初、東大の問題は手も足も出なかった。

解けなくて泣いた回数が増えるほど、 視界が鮮明になり、解けずとも理解できる問題が1つ1つ増えていった。

解けない自分に怒りを感じる回数が増えるほど、
問題の本質が見えて、完解できずとも、部分点が取れるレベルになった。

結果、その部分点を積み上げれるようになり合格点に到達した。

君たちは、ここから何を読み取りますか?

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