人間万事塞翁が馬

みなさん、こんにちは。富山駅前校の鮒池です。
今回もおすすめの映画を紹介します。

 

『AWAKE』(2019年日本)

 

 幼少期から棋士を目指してきた主人公は、ライバルの浅川陸に破れ、プロ棋士の夢を断念します。大学に進学し、普通の学生として生活を送る中、コンピュータ将棋に興味を持った主人公は、AI研究会の先輩に教えてもらいながら、プログラム開発にのめり込んでいきます。主人公のプログラムはどんどん強化され、問題を抱えながらもプロ棋士となった浅川陸との対局を迎えます。

 

 私も子どものころ、コンピュータゲームの将棋をやったことがありますが、たいして強くない私でも勝てたものでした。今では、プロ棋士でも無限の棋譜を取り込んだAIにはなかなかかなわないようですね。人間同士の対局の優勢劣勢を一手ごとに瞬時に判定するのを見かけますが、もはや人間とコンピュータが勝負する時代ではないようですね。

 

 この映画の主人公は夢破れて挫折を味わいます。そして、ふとしたことから新たなやりがいに出会います。そこから寝る間も惜しんでプログラムを学び、人間がなかなか勝てないようなコンピュータ将棋を作ります。人間万事塞翁が馬。幸不幸は予測しがたいものですので、何事にも一生懸命取り組むことが大切ですね。

 

 2025年1月の大学入学共通テストから、新教科としてプログラミングを含む「情報」が加わり、国立大学の受験科目が、5教科7科目から6教科8科目に変更される方向です。将来、プログラミングの知識を持った人材が求められているようですね。

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