ビッグマックから学ぶ価値について
皆さんは物の価値を測るとき、何を用いて測りますか?日本の皆さんであれば、「円」を使って価値の高低を測ると思います。
では、日本の「円」とアメリカの「$」の価値はどちらの方が高くなってきていると感じますか?これらを比較するとき、同じ物を買う時にどれだけの通貨が必要になるかで調べることができます。
ここで、世界のどの国にもあるモノの1つとして、ビッグマックが使われているというわけです。例えば、日本でビッグマックが400円、アメリカでは4ドルであれば400円÷4ドル=100となり、為替レートが1ドル=100円であれば、適正な価格ということになります。
上記を踏まえた為替レートが1ドル=110円であれば、100÷110≒0.909となり、(0.909-1)×100=-9.1%がビッグマック指数として計算され、現在のドルに対する円が過小評価され、110円×(1-0.091)≒100円と、今後1ドル=100円と円が強くなる可能性があるという見方ができます。
そして、現在のビッグマックの価格は日本が380円、アメリカが5.5$です。次に2021年の為替レートは1ドル=110円程度です。これらをもとに指数を計算すると、-37.2%となり、ビッグマックの価格上では、1ドル=69円くらいが妥当と考えられ、現在の円は非常に過小評価をされていることになります。
現在、世界のトップ10企業に日本は入っていないという現実もあり、苦しい戦いが続いております。日本がアメリカと同じぐらい順調に1990年から経済成長をした場合のビッグマックの価格は620円と言われており、現在の価格(380円)には遠く及びません。今後のビッグマックの価格が皆さんの力で順調に上がることを期待してます!