21世紀の資本
みなさん、こんにちは。富山駅前校の鮒池です。
今回も、映画を紹介します。
『21世紀の資本』(2019・フランス・ニュージーランド)
フランスの経済学者トマ・ピケティの『21世紀の資本』を映画化した作品です。日本でも発売され、世界中で異例のベストセラーを記録した『21世紀の資本』は、700ページを超える経済学書で、読み切るのがとても難しいですね。この映画は難しい説明が極力省かれ、イメージとして伝わってくるようになっていて、資本主義経済が今後どうなってゆくのかがわかりやすく理解できます。
経済に興味のある人や、お金持ちになりたい人には特にそうですが、そうでなくても、近現代の歴史が、資本主義の視点でみると、歴史で習った印象とは違ったように見えてきて、とても興味深く、ぜひみてもらいたいです。
トマ・ピケティが『21世紀の資本』で伝えたかったことは、
r (資本の平均年間収益率)>g (経済の成長率)
という式で表され、株式の配当や譲渡益、不動産の賃料などの資本からの収入が労働からの所得の増加率を上回る、ということです。
平たく言うと、働いても働いても豊かにはならず、資産を多く持つ人がそれを投資することの方がより多くの利益を生むということでしょうか。
『金持ち父さん貧乏父さん』という本でも、自分で働くよりお金に働いてもらうという内容があったと記憶しています。興味のある方はぜひどうぞ。
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