完全燃焼の夏に
みなさん、こんにちは。富山駅前校の鮒池です。
今回も、映画を紹介します。
『紙の月』(2014日本)
銀行に勤める主婦が、年下の男性のために顧客の預金に手をつけてしまい、銀行のお金を使い込むという横領事件を描いています。
主人公の主婦は、まわりの人も認めるほどまじめな仕事ぶりで、職場では不倫など悪いことをする人がいる中、そんな悪事とはまったく無縁の様子で働きます。
ある時、顧客から預かったお金を一時的に使ってしまい、あとで元に戻し帳尻を合わせます。そのうち、少額のお金を使い込みますが、発覚しませんでした。そこから次第に額も大きくなり、豪遊するなどエスカレートしていきます。
これから、夏に向かっていきます。自分の勉強を自由にできる時間が多くなる時期です。当然生徒のみなさんとは一緒に学習計画をたてます。
今までにも夏休みの計画をたてたことがあると思いますが、振り返ってみて計画通りに実行できていることは多いでしょうか? できている人は気持ちが強い人ですね。私は、はじめは順調にやりますが、しばらくすると少しずつさぼるようになり、「もういいか」と途中で投げ出すことがよくありました。
今回紹介した映画の主人公のように、心の弱さがだんだん広がっていくという意味では似ているように思います。
では、計画を予定通りに進めていくにはどうすればよいでしょうか?
体調を崩すなど計画通りにいかないことはよく起こると思います。そんな時、日中にやろうとしたことができなかった場合、その日の夜にやる、遅くとも翌日にやる、といった具合になるべくすぐに元の軌道に戻すことが大切です。それをしないと、どんどん崩れていきますので、歯止めをきかせることが肝要です。
学習量が最大になるようにした計画をやり遂げ、この夏、完全燃焼できるようにかんばっていきましょう。