ついに発売!折りたたみスマホ

先月の私のブログで紹介した巻き取りディスプレイのスマホ、コンセプトモデルから一歩進んだ試作機がOPPO社からついにお披露目となりました。

VIDEO BY OPPO

かなり完成度が高いので、発売も近いのではないでしょうか。

折りたたみスマホも発売されました。

先週発売されたモトローラのスマホはかなり使いやすそうです。

VIDEO BY Gizmode

皆さんが大学生になるころには、これらの技術も当たり前となり、使い道にあわせて画面サイズを調整できるスマホを手にしているのでしょうね。タブレットとスマホを両方所有したり、通常時は使いにくいということを覚悟して大画面のスマホを選ぶという必要がない時代がもうそこまで来ています。

このように、「技術の進歩はすごい」「これでもっと便利になる」というだけで済めばよいのですが、技術開発競争は同時に世界の覇権争いでもあります。先の大戦時は、各国がこぞって核開発を行い、実用化を目指しました。その後世界の覇権を握った国はどこだったか、そして最初に実用化させた国はどこだったかを考えてみて下さい。

第二次世界大戦期における核開発に相当する、世界の覇権を左右する技術の開発が、現在行われています。

言葉くらいは聞いたことがあるのではないでしょうか。「量子コンピュータ」です。

量子力学の理論を演算に利用するコンピュータ、とのことですが、私は原理を聞いても全く意味が分かりませんでした。原理はともかく、結果だけを簡単にまとめると、量子コンピュータは現在主流となっている既存のコンピュータと比較すると、とんでもない速度で演算ができる(正確には、圧倒的に少ない工程で演算が完了する)ということ、それも今までのコンピュータと比べて多少早いというレベルではなく、徒歩と飛行機くらいの圧倒的な差がでるというのです。(この例えもあまり正確ではないらしいのですが)

量子コンピュータの開発は各国で進められていますが、まだ理論上の性能を満たす技術は確立されていません。

もしこの技術が敵国によって確立されてしまえば、既存技術のコンピュータによって作成された暗号通信は全て無力化され、全ての通信や暗号が奪われてしまいます。対抗するには量子コンピュータの技術を用いた量子通信・暗号を使うしかないのです。

同時にこの技術は薬の開発やAIの利用にも革新をもたらすとも言われています。良くも悪くも、世界を変える技術として世界中が注目している技術です。あまり知られていませんが、日本もかなり頑張っているんですよ!

この話を聞いて量子通信技術などを研究、開発してみたくなった人は、NTTがねらい目みたいですね。量子力学は古典物理の発展上にあります。今から物理を頑張って勉強しておいて下さい!

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